webmasterの仲の良い研究者仲間であらせられる
とある知人の掲示板でガソリンはこまめに足した方が良いのかという議論がちょっぴり盛り上がりそうな気配がしちゃったりしているんだけれども,それを見ていてふと思ったことがあったりする。
すなわち,ガソリンタンク内のガソリンが減っちゃってくると,当然その隙間にはガソリン蒸気が出てきちゃったりするんだけれども,その蒸気はガソリンを次に補給したときに当然系外すなわち環境に排出されちゃったりして,その総量は結構バカにならないんぢゃないかと思っちゃったしだいでございます。
で,簡単な計算をしてみた。ちょっくら調べて見ちゃったところによると
ガソリンの常温に放置されちゃったときの蒸気圧は低めに見積もってもだいたい200mmHgだったりするので,1リッターの容積があったりするとそこに含まれるガソリン量は理想気体の状態方程式(
PV=nRT)が適応されるとすれば0.01molくらいで,その分子式はC7H16=100だったりするので,約1gのガソリンが含まれちゃったりする。ということは,1リッター給油されるたびに1g(=0.75cc)のガソリンが環境に排出されちゃったりするんだけど,日本全国での年間ガソリン消費量6057万kl(2003年)が全て自動車に使われちゃったりしているとすると,全体で約4.5万klのガソリンが無駄に大気に放出されちゃって,これは平均的な45000台の車を1年間走らせるのに相当しちゃったりする。
もちろん,大気に放散されちゃったガソリンが環境に色々な影響を与えちゃったりすることはいうまでもないだろう。
ううむ,こんな状況は持続的な発展のために許されないナリ!なんていいながら,裏ではこのガソリンを回収する装置を開発してなんとか儲けたりする方法はないのだろうかと考えているwebmasterであった。というかこんな事はとっくに石油会社は考えているだろうなあ。